1人でも多くの親子に笑顔があふれますようにーーー

当たり前の世界は、決して当たり前ではありません

 

視覚障害児の「できる」が増える場所、それがひよこの会です

歌や絵本の読み聞かせを通し、様々な情報を耳から取り入れ、触ってみたい、知りたいという興味に導いていくーーー

身体の動かし方を理解し、自発的な運動によって空間認識をしていくーーー

見えていると当たり前にできていることでも、彼ら、視覚障害児にとっては当たり前ではありません。

スライムを作って遊ぶする子どもたち
触ることで視覚障がい児は沢山のことを学べます

「ひよこの会」は、前身である神奈川県ライトセンター主催の視覚障害乳幼児早期指導教室(ひよこ教室)の活動を引き継ぎ2013年にスタートしました。現在は教室に通っていたお母さんたちを中心に運営されています。対象者は神奈川県在住・在学(※)の0歳からの視覚障がい児とその保護者で、早期教育や障がい児育児に悩んでいるご家族の相談や交流、指導員や講師の先生をお招きしての勉強会などを開いています。また、重複障がいのためなかなか会場まで足を運べないお子さんの相談へ伺うなど、訪問サポートもご相談に応じていく予定です。

 

※他都道府県在住のご家族からのご相談も承ります。お気軽にご相談ください。

仲良く絵本を読む子どもたち
重複障害や肢体不自由のあるお友達も一緒に活動しています
広くて明るいキッズルーム
会場のお部屋は視覚障害児が安全に遊べるように考えられ 足の感覚やはっきりとした色彩の違いで空間を把握しやすく考えられています

視覚障害のお子さんを持つ親御さんは「見えない恐怖をなくし、教えながら育てていく」という大きな壁に立ち向かっていかなくてはなりません。しかし視覚障害者自体の数もとても少なく、なかなか情報を得る機会が少ないのが現状です。また同じような子育ての悩みを打ち明けられるご家族に出会える機会も決して多くはありません。

 

ひよこの会の活動を通じて、就学前のご家庭での育児の不安を少しでも軽減し、また様々な企画やイベントを体験し、多くの刺激に触れることで、子どもたちの「できる」を増やしていきたいと思っています。

ボールプールで楽しそうに遊ぶ子ども
普段はおとなしく見られがちな視覚障害児もひよこの会では元気いっぱいです
熱心におもちゃを観察する子ども
頑張って赤と白のコントラストを見ています 見えにくいお子さんも見ることの学習をする事で見る力を伸ばす事ができます